酒のイドラ

クラフトビールをレビューします。

2021-01-01から1年間の記事一覧

エルディンガー ヴァイスビア

小麦特有のほのかな甘み、酸味が感じられる。 スッキリしていて味も香りも薄め。 食中酒に向く。 値段は安め。 うまさ:☆3/5 おすすめ:☆3/5

オラホビール 雷電カンヌキIPA

口に含むとものすごいフルーティ感とほのやかな甘味。 それが去った後、濃厚な麦の香ばしい味とホップの強烈な草の香り、後に残る強い苦みの順にやってくる。 酸味もあるが、それよりは甘い味を強く感じる。 全体的に味が非常に濃い。 後に残る苦みが強いた…

エーデルワイス スノーフレッシュ

ヴァイツェンにアルペンハーブ(ミントなど)を添加した変わり種。 超フルーティ。 やや甘めで苦みはほぼなく、ハーブティーみたいな味。 どこかピーチの香りも。 なかなかだがビール感は薄い。 輸入ビールのわりに安価。 うまさ:☆3/5 おすすめ:☆3/5(ビー…

長濱浪漫ビール 長浜エールエール

濁りが強く色も濃い。 桜の花の香りがはっきりとある。 口当たりはややとろみがあるように感じ、麦のまったりとした甘みと桜のフローラルな香りが感じられるが、ホップの青さとフルーティさと苦みが後から口に広がり、後味にはキレの良い苦みと少しの芳香が…

【スタイル】セゾン

オレンジや桃のようなフルーティさと、スッキリした飲み口を特徴とするエールビール。 もとはベルギーの農家が農閑期に仕込み、夏の農作業の間に飲んでいた。 スッキリと澄んだ味わいで、キレが良いことが多い。 苦みはあまりなく、オレンジや桃といったフル…

ビーケン

アルコール度数の高い(8.5%)はちみつ入りビール。 微かに蜂蜜の香りがあるが、蜂蜜から想像される味とは全く違い、エグく苦いキツさが舌の奥に残る。 薬品的な揮発感と不自然に強烈な旨みが広がり、クセがめちゃくちゃに強い。 これが好きな人もいるのか?…

隅田川ブルーイング ゴールデンエール

梅のような酸味があり、お酢のようにクセがある。 旨みはさほどなくスッキリしている。 苦みも弱く、ビールらしくない味。 フルーティさは多少ある。 苦くなく飲みやすい味のビールを目指したのだろうが、味のバランスは悪い。 うまさ:☆1/5(この味が好きな…

トンゲルロー ブロンド

爽やかな甘さとスッキリさ。 揮発感のある香りと同時に濃厚な甘みがあるが、くどくなくスッキリとしている。 液色は透明感のあるオレンジ。 風味は複雑で筆舌に尽くしがたい。 苦味は弱く、ホップ系の味や香りはほとんどない。 麦由来の甘さが勝っていて、ど…

コエドブルワリー INDIA PALE LAGER 伽羅

IPA(インディア・ペール・エール)ならぬIPL(インディア・ペール・ラガー)。 キリッとしたくどくない苦味がハッキリしていてよい。 IPAのような濃厚な柑橘っぽいフルーティーさが飲んだ瞬間にあるが、すぐにすっと引いていき、キレの良い苦味が後味に残っ…

コエドブルワリー SESSION IPA 毬花

口当たりはドライ。 IPAらしいポップの青い香りがあるが、スっと引いていき、甘みはほぼなく後味に残るのは鋭い苦味のみ。 柑橘の華やかな香りと苦味が心地よい。 うまさ:☆3/5 おすすめ:☆3/5

ホフブロイ ファンタジア・ゲホプフター・ハロードリ

非常にキレとのどごしがいい。 ピルスナーだろうか? ふんわりと香るフルーティーさはあるが、後に残る苦味はほぼなく、ほの甘さがある程度。 さして特徴があるわけでもないが、雑味もない。 ドイツからの輸入ビールで、値段が高い。 うまさ:☆3/5 おすすめ…

【ブルワリー】ベアードブルーイング

静岡県のブルワリーで、ブライアン・ベアードとさゆりの夫妻によって設立された。 版画で刷られたラベルが特徴的で、これはアーティストの西田栄子によって制作されている。 非常にたくさんのビールを出しており、季節限定品も多い。 味は極めて良い。 繊細…

【スタイル】ペールエール

強い苦みと柑橘系のフルーティさを特徴とするエールビールの一種。 イギリス発祥だが、その後アメリカに渡ってから世界的に人気となった。 ホップの香りが強く、酸味や苦み、甘みなど全体的に味が濃い。 アルコール度数もやや高め。 ホップに由来する柑橘系…

【スタイル】トラピストビール

濃厚でかなり特徴的な甘い芳香のある、クセの強いエールビールの一種。 ベルギーの修道院発祥で、現在でも特別な認可を受けたいくつかの修道院でしか醸造されていない。 もともとは、西欧で流行した疫病に対して、生水よりも安全性の高いビールを飲み水とし…

【スタイル】ピルスナー

キレのよい苦みと淡白な味を特徴とするエールビールの一種。 もとはチェコが発祥の地。 現在の日本の大手缶ビールはほとんどがピルスナー・スタイルであり、一般人がビールと聞いてまず思い浮かべるのがこのスタイルである。 透明感のある金色の液色をしてお…

【スタイル】ベルジャンホワイト

苦みは全くなく、フルーティでさわやかな白ビールの一種。 ベルギー発祥のエールビール。 小麦を使用しており、甘味と酸味が強く、苦みはほぼ全くない。 良いものは青リンゴや白ワインのような香りを持つ。 繊細な味。 液色はとても明るい黄色で、美しい。 …

【スタイル】ポーター

優れた芳香を持つ黒ビールで、エールビールの一種。 イギリス発祥で、もとは売れ残りのブラウンエールに新しいブラウンエールとペールエールを混ぜることで商品価値を持たせたものだったが、後に独立したビールスタイルになった。 色に反して苦みは弱く、口…

【スタイル】IPA

強いホップの苦みと香り、濃厚な味と高いアルコール度数を特徴とするエールビール。 「インディア・ペール・エール」の略称で、もとはイギリスがインドにビールを輸出する際に保存料のホップを増強したことが始まり。 ホップ ホップ特有のキリッとした苦み、…

【ブルワリー】ブリュードッグ

スコットランドの輸入ビールで、ビールがあるバーにはだいたい置いてある印象。 非常にたくさんの種類のビールを出している。 どれを飲んでも甘みはほぼなく、後味に残る鋭い苦みとしっかりとした麦の味が特徴的。 ブルワリーの個性が強い。 とてもすっきり…

ライオン・スタウト

度数が強く、揮発物系のシメイブルーっぽい香りがややあるが、スタウトらしい焦げた苦味と香りが鋭くあり、全体としてはとてもスタウトらしい。 甘いラムネ様の香りもちゃんとある。 口に含むと、中頃までは柔らかな甘味を感じるが、最後に口に残るのは炭焼…

箕面ビール W-IPA

とても濃厚。 口の中に旨みと豊かなフルーティーさ、ホップの青い香りが広がる。 IPAらしい苦味もしっかりとあり、ほの甘いラムネのニュアンスがとても好ましい。 うまさ:☆4/5 おすすめ:☆4/5

ヘルトック・ヤン グランド・プレステージ

色はとてもリッチな濃い色。 とても香り高く、カシスやバニラのようなフルーティで甘い香りがある。 レッドビールの雰囲気に方向性は似ている。 酸味はあまりなく、ほんのりと好ましく甘い。 ものすごく高価だが、飲んでみる価値はある。 うまさ:☆上限突破 …

ヴェデット エクストラ・ホワイト

甘味はあまりなく、コリアンダーの風味が強い。 香りにはやや爽やかな甘さがあるが、全体には味が薄い。 後味に少しだけ苦味がある。 うまさ:☆2/5 おすすめ:☆2/5

デュベル トリプル・ホップ

IPAとは思えない色のうすさ。 ホワイトビールのような色。 しかし味は極めて強烈。 とにかくホップが鮮烈に香る。 青臭いと言うよりフルーティーな印象で好ましい。 苦味は強烈だが、ずっと引いてくれる極めてキレの良いもの。 非常にすっきりしていて、強烈…

グースアイランド 312 アーバンウィートエール

小麦らしい甘みがあり、すっきりして飲みやすい。 ふわっととろみのある甘い香りがあるが、フルーティな香りはあまりないのが残念。 水のようにすっきりしている。 うまさ:☆3/5 おすすめ:☆3/5

グースアイランド IPA

IPAらしいフルーティさがしっかりとある上、甘みとバターのようなコクもある。 ホップはしっかりときいており、キリッとした苦味が後味を締めているがそれほど強い苦味ではない。 うまさ:☆3/5 おすすめ:☆4/5

ウェストマール・ダブル

注ぐとメロンのような香りが広がる。 実際に飲むと、メロン様の甘みと香りの他に酸味と微かな渋みもあり、そこへトラピストビール特有の揮発物の芳香がある。 熟成感のあるフルーティさはあるが、全体に甘くはなく、酸味と苦味、アルコール感が勝る。 輸入ビ…

ロシュフォール8

液色はとても濃いブラウン。 口に含むと、「ロシュフォール6」と比べて味も香りも少し濃く、とても深くて濃密。 香ばしいレーズンパンのような甘い香りがあり、独特の複雑な苦みもあって大人の味。 味自体の甘味は強くなく、辛め。 複雑なスパイスのようなピ…

ロシュフォール6

一口飲むと、深みと熟成感の強い甘い香りがまずビシッと口に広がる。 酸味は強め。 トラピストビールらしい特徴的な芳香があり、ややスパイシー。 黒パンのような香ばしさ。 味自体にはやはり甘味はあまりなく、キリッとした苦味が心地よい。 複雑な苦みがあ…

ブリュードッグ ペールエール

しっかりとした後に残る苦味とグレープフルーツを思わせる香りがあるが、全体的な味わいはスッキリしており、甘味はほぼない。 香りも強い訳ではなく、苦味と麦の旨みが感じられる。 うまさ:☆3/5 おすすめ:☆3/5